コラム / プロダクト

    アウトドアを知りつくす石井スポーツのスタッフたちが実際に使っている、“本命” GORE-TEX プロダクト

    ゲストライター
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    「地球を、楽しもう。」をスローガンに掲げ、登山、スキー、アウドドア用品の専門店として全国展開する石井スポーツ。1950年に登山靴、スキー靴の製造販売を開設して以来、これまで数多くのプロアスリートをサポートするなど、日本の登山、スキーシーンを牽引しつづけ、現在では老舗スポーツ用品店であるアートスポーツと合流。取扱いジャンルを拡大しつづけながら、アウトドアを楽しむ人たちにとって欠かせないスポットとなっています。

    そんな石井スポーツで活躍する販売スタッフのみなさんは、アウトドアでのアクティビティやアイテムに関する広い知識を持ったスペシャリストたち。自らさまざまなアクティビティに取り組み、「地球を、楽しもう。」という同社のスローガンを実践している人も多くいます。そこで、そんなスタッフのみなさんは普段どのようにアクティビティに取り組み、どんなこだわりのギアを愛用しているのかを、3人のインタビューをもとに探ってみました。

     

    石井スポーツ登山本店 難波花英さんが「登山」にハマった理由。
    そして愛用するアイテムに求めることとは?

    国内外の登山・アウトドアブランドのアイテムを数多く取り揃え、多くの登山好きから絶大な支持を得ている、東京・神保町の石井スポーツ登山本店。そこで働くのは、大学時代にワンダーフォーゲル部に入部したことをきっかけに山の楽しさに目覚めたという、入社2年目でウェア担当の難波さん。石井スポーツ登山本店の公式ツイッターでも、その経験と女性ならではの目線で選んだ最新アイテムの情報などを配信しています。

     

    限られた装備の中でも、
    快適かつモチベーションが上がるものを選ぶ

    大学時代、大きいザックを背負う先輩の姿に憧れてワンダーフォーゲル部に入部。様々な山に登る中で自身も魅了された山の素晴らしさを、多くの若い世代の人たちに伝えていきたいという難波さん。現在では月に1度は山に出かけているという生粋の登山愛好家です。

    「大学から登山を始めたので登山歴は6年程度なのですが、季節は春から秋の3シーズンで楽しんでいて、来年には冬の雪山にも挑戦したいと思っています。これまで北アルプスの白馬岳や燕岳など、様々な山での思い出がありますが、山の中では五感すべてが研ぎ澄まされ、日常の2倍くらいの感度で感じることができるんです。そこが登山の大きな魅力ですね。ご飯を食べてもすごく美味しく感じるし、人とすれ違うときに声を掛け合っても、より元気をもらえたりして、感動することばかりです」

    そのように目を輝かせながら登山の素晴らしさを語る難波さん。普段の登山時のパートナーとして選んでいるアイテムとは?

    「いつもは電車やバスで関東近郊の山へ行くことが多いこともあり、『限られた装備の中でいかに快適に過ごすか』を考えることが好きですし、ギア選びの大事なポイントの1つです。また、ウェアを選ぶ上では『気分』も大切で、毎回テーマカラーを決めて全身のコーディネイトを考えたり、着ることでモチベーションが上がるようなアイテム選びをしています」

    「もちろん機能性が高いことも重要で、体温や湿度調節をしてくれるメリノウールのベースレイヤーや、透湿性に優れたザ・ノース・フェイスのレインウェア『クライムライトジャケット』(写真上)を選んでいます。このレインウェアは3層構造の生地なので、透湿性がありながらとても丈夫で、それでいて軽くてコンパクトになるので、荷物の多い私にはピッタリなんです。生地が柔らかくて着やすいしデザインも良いので、普段着としても使っています」
    では今、難波さんがおすすめするGORE-TEX プロダクトとは? 登山好きの視点から人気の理由も丁寧に教えてくれました。

    「『アク』のトレッキングシューズ『コネロⅢGTX』は、これから登山を始める初心者にも、中上級者の2足目3足目としてもおすすめできるオールマイティに使える一足。ソールが硬めになっているので、長時間の山歩きでも足に負担がかかりにくく、つま先部分が広めで日本人の足にもフィットしやすいのが特徴です。また、GORE-TEXにAIR800という透湿性の高いアッパー素材を合わせていることで、他のシューズよりも蒸れにくいというお声をよくいただいています」

    「そしてもうひとつのおすすめが、カリマーの最新アイテム『GTX パフォーマンスレインジャケット』です。40デニールのしっかりした表地を使っているので耐久性がありGORE-TEX プロダクトなので、防水性や透湿性も高いのが特徴。ファスナーがアゴに当たらないよう斜めに配されていたりと、山で活躍する機能が満載のアイテムです」

    石井スポーツ登山本店は、同店登山部門の総本山としても知られており、知識や経験豊富な上級者が訪れることも少なくないそう。一方で、登山の初心者が来店しアドバイスを求められることも多いという。登山者としても成長中で、上級者と初心者両方の目線を持った難波さんのアドバイスは、きっと新しい登山好きを増やしてくれるはず。

    ▼石井スポーツ登山本店
    https://www.ici-sports.com/shop/honten/

    ▼石井スポーツ登山本店 公式ツイッター
    https://twitter.com/MtshiiT

     

    アートスポーツ本店 千葉光枝さんのマルチな
    アウトドアライフを支えるGORE-TEX プロダクトたち

    東京・上野のJR御徒町駅の目の前にあるアートスポーツ本店にて、主にザック、食品、書籍の販売を担当している千葉さん。入社11年目の千葉さんは、バックカントリースノーボード、登山、キャンプ、フィッシングさらにはバイクツーリングまで楽しむという、多彩な趣味を持つ超アクティブなアウトドア愛好家。石井スポーツが提案するコンテンツ「山あそびクラブ」のメンバーとして、様々なイベントなどを通じて山や自然の魅力を日々伝える活動も行っています。

     

    一度に多数の趣味を楽しみたいので、
    マルチに活躍するアイテムがいい。

    ご夫婦揃って大のアウトドア好きで、ほとんどの休日はなんらかのアクティビティを楽しんでいるという千葉さん。たとえば一泊二日のお出かけでも、その中に様々なアクティビティを詰め込む計画を立てて多くのアウトドア体験を満喫しているのだといいます。

    「小さい頃から父や兄と一緒にキャンプや釣りをしていたこともあり、自然を楽しむことは私にとっては欠かせないことになっています。今も毎週のようにフィールドに出かけています(笑)。最近は日光や那須・塩原など、一泊二日でいろんなアクティビティができる場所によく行っていて、今(2月時点)なら午前中に釣りをして、そのままキャンプ。そして翌朝にはバックカントリースノーボードに行くというプランがお気に入りです。日常から離れて自然に触れることで、自分自身がリフレッシュできるということもありますし、その体験に基づいてアウトドアの楽しさを少しでも深くお客様に伝えたり、提案していけたりしたらいいなと思っています」

    そんなアウトドアフリークの千葉さんのお気に入りのアイテムとは?

    「いろいろ使ってみて、より自分に合うギアを選ぶようにしています。例えば、バックカントリースノーボードでは、GORE-TEXを使っているパタゴニアのアイテムを上下で使っています。普通のスノーボードウェアよりも動きやすく、丈夫で軽いのが選んだポイントです。釣りでは、雨の中のほうが釣れる時期もあります。そのため雨天でもストレスなく釣りを楽しめるよう防水性も透湿性も高いGORE-TEXを使ったアークテリクスのシェルジャケットを使っています。このブルーは、私が好きなバスプロがいつも青いジャケットを着ているので選びました(笑)。登山もそうですが、昨年からはバイクツーリングも始めたので、なるべく軽くてコンパクトになるもの、そして複数のアクティビティに転用できるものを選んで、荷物を極力少なくしているのがこだわりです」

    さらに千葉さんに、今欲しいアイテムやおすすめのアイテムを聞くと、ザ・ノース・フェイスの『マウンテンライトジャケット』と、アクのブーツ『スーパーアルプ ヌバック GTX』の2つのGORE-TEX プロダクトをピックアップ。

    「ザ・ノース・フェイスの『マウンテンライトジャケット』は、2層のGORE-TEX生地を採用した防水シェルジャケットで、キャンプや釣りにいいのはもちろんですが、デザインもよく日常着としても使えるのでおすすめです」

    「もうひとつは、私自身も普段から愛用しているアクの『スーパーアルプ ヌバック GTX』。これは、ライニングにGORE-TEX ファブリクスを使ったトレッキングシューズなんですが、歩きやすさ、安定感、グリップ力、そしてフィット感が良いので疲れにくいのが特徴です。蒸れにくく、外側の素材にヌバックレザーを使っていて丈夫。愛車(ハンターカブ)でのツーリングの際にも活躍しています」

    アートスポーツ本店は、ランニングのアイテムだけでなく、登山やアウトドア、ヨガ、フィットネスなど、幅広いアイテムを取り揃えていることも魅力。そのため、最近はちょっとした運動をするためのアイテムや、キャンプ用品などを探しにくる人も増えています。
    自身の多彩な趣味の実践を通して得た知識をもとに、アウトドアを楽しむための様々な手助けをしてくれる千葉さん。ぜひ、来店の際にはお声がけしてみてはいかがでしょう。

    ▼アートスポーツ本店
    https://www.ici-sports.com/art_sports/shop/odbox/

    ▼アートスポーツ公式Instagram
    https://www.instagram.com/artsports_1967/

    ▼山あそびクラブ
    https://www.ici-sports.com/yama-asobi/

     

    雪山を登り、理想のラインを滑る。
    アスリート級のスキーヤー 石井スポーツ ヨドバシ甲府店 
    甘利祐貴さんがGORE-TEX プロダクトの魅力を語る。

    周囲を山々に囲まれた、登山者の玄関口としても知られる山梨県甲府市。甲府駅すぐ側にある石井スポーツ ヨドバシ甲府店でクライミングとスキーを担当しているマネージャーの甘利さんは、雪山を登って滑るバックカントリースキーの中でもクライミング要素が強いスタイルを楽しむアスリートでもある。

    これまでも自身の活動を記録し、石井スポーツが発信する人気ブログ「山を楽しむ」に何度も登場。多くの人たちに雪山の魅力やおすすめのギアなどを紹介している頼もしい存在だ。

     

    過酷な雪山クライムなどハードな使用にも
    耐えられるアイテム選びが重要。

    長野出身の甘利さんは、東京での勤務を経て現在のヨドバシ甲府店のオープンとともに地元に近い甲府に異動。現在はスタッフとして手腕を振るう傍ら、休日になればライフワークであるクライミングやスキーに没頭する日々を送っています。

    ©Shaw Fukaya
    ©Shaw Fukaya

    「もともと競技スキーをやっていて、スキーに関連した仕事をしたいと思い石井スポーツに入社しました。そして6年前に友人に誘われて始めたクライミングにもハマり、現在のバックカントリースキーに発展していったという感じで。今では、夏は八ヶ岳周辺でクライミング、冬は長野県・白馬や新潟県・湯沢でバックカントリースキーといったように、休日には必ず山に出かけるような生活をしています。まさに、人生楽しんじゃってますね(笑)」

    「僕は自然地形を滑ったり登ったりするのが好きなので、山の地形図や山肌を見て、どのラインを登り、どのラインを滑るのかを考えて、実際に山に入るルーティンを冬はほぼ毎週繰り返しています。使うギアは実際に使ってみたり、人に聞いたりしながら選んでいます。今使っているウェアはパタゴニアの『パウスレイヤー・ジャケット/ビブ』で、強度の高いGORE-TEX PRO ファブリクスを使っているので、クライミング時の岩への耐久性や、防風性など、あらゆる面で一番優れていると思います。また、環境や作り手に配慮している点もアイテムを選ぶポイントになっています。春から秋のクライミングでは、スカルパのシューズ『メスカリート ミッド』を愛用していますが、これもGORE-TEXなのでムレにくく、快適に様々なシーンで使える一足です。GORE-TEX製品は長く使える点もありがたいですね」

    ©Ryota Takanezawa

    スキー板のような重いギアを担ぎながら雪や岩や氷の斜面を登るなど、通常のスキーよりも過酷な環境下で楽しむ甘利さんのバックカントリースキーでは、強度を重視して選んだウェアが活躍しているといいます。そんな甘利さんの目線で、おすすめの2アイテムを選んでもらいました。

    「まずウエアのおすすめは、ザ・ノース・フェイスの『ハイブリッドシアアイスジャケット』です。メインに30デニール表生地を使ったGORE-TEX PRO製品で防水性と耐久性の高いプロシェルなんですが、ストレッチ性があるところがポイント。アイスクライミングをする人は分かると思いますが、通常のプロだとライン(アックス)を振るときに腕が突っ張るんです。このジャケットはプロの機能を持ちながらもストレッチ性があります。そしてもうひとつのおすすめは、ヘストラのグローブ『オムニ GTX フルレザー』。これは内部にGORE-TEXを使用していて保温性と防水性があり、表地がレザーなので耐久性が高いアイテムです。3月からはこれを使う頻度が高くなっていきます」

    趣味のレベルを超越するほどの過酷なアクティビティを楽しむ甘利さんらしい、ハイエンドなアイテムをおすすめしてくれましたが、今後は日常的に使える、軽くて透湿性の高いGORE-TEX パックライトファブリクスを使ったシェルなども狙っているとのこと。「今後は急峻な斜面を上から下まで繋げられるようなライディングがしたいです」と語ってくれました。

    普段は店舗スタッフとして多くのお客にアドバイスする立場の甘利さんですが、自身の山・スキー、そしてギアへの冒険心はまだまだ止まることはなさそうです。

     

    ▼石井スポーツ ヨドバシ甲府店
    https://www.ici-sports.com/shop/koufu/

    ▼石井スポーツ ヨドバシ甲府店 公式Instagram
    https://www.instagram.com/ishiisports_kofu/

    ▼石井スポーツスタッフによる人気ブログ「山を楽しむ」
    https://www.ici-sports.com/enjoy/
     

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