耐水 vs 防水
防水 vs 撥水
撥水 vs ...ちょっと待ってください。
違う言葉で、同じことを言っているように思えませんか?でも私たちにとっては、明確で重要な違いがあります。身体をドライに保つという点で、他とは違う(つまり、より優れた)基準をゴアは有しています。皆さんが最適なギアを選べるように、防水製品のエキスパートとしての知識を共有します。
最近まで GORE-TEX ブランドのすべての製品は、確実な防水性(そして、防風性と透湿性)を保証するものでした。しかし、新しく登場した GORE-TEX INFINIUM™ シリーズにより、プロダクトの種類も広がりました。このシリーズの製品には、防水性よりも快適性とパフォーマンスが優先されるシーンを想定したデザインが採用されています。(新しいシリーズについては こちらからご覧ください。)
さて、GORE-TEX ブランドがどうして水を寄せつけないのか、その秘密を探りましょう。
防水
水からの保護の頂点。山で嵐に、街で大雨にあったとき、あるいは晴れた日でも急に悪天候に変ったときに、ベストインクラスの保護を約束する信頼できる製品がほしい...。それなら GORE-TEX プロダクトが最適です。
GORE-TEX PACLITE® ガーメントは軽量な2層構造で、活動的な一日のアクティビティにぴったり。GORE-TEX SURROUND® フットウェアは 360 度の透湿性を実現。GORE-TEX プロダクト シリーズが、足を常にドライに保ちます。
このプロダクト シリーズの機能は?何十年にもわたる研究開発を経て、様々なイノベーションが実現してきました。シームシーリングから表面への耐久撥水(DWR)加工まで、1976 年から私たちは防水技術の分野を切り開いてきました。しかし、そのすべての中心となるのは、GORE-TEX メンブレンです。魔法のような(科学的根拠がありますが)メンブレンには、水滴の 20,000 分の 1 という小さな孔が 1 平方インチに何十億個もあります。そのため、水滴が入り込む余地はありません。当社メンブレンが魔法のように(あるいは科学的に)優れている理由: 孔は(汗などの)水蒸気の分子の 700 倍もの大きさがあります。そのため、汗が簡単に外に出て行きます。この透湿性によって、運動したときや思いきりメニューをこなすときも、長時間快適に過ごすことができます。
GORE-TEX プロダクトシリーズはすべて、水に濡れる心配はありません。防水性は確証済みです。ゴアはすべての試験段階で厳しいテストを重ねています。
耐水
耐水の製品は、あまり役に立たないと言われてきました。でも、私たちは違う見方をしています。「耐水」は 100% ではないことがあり、「防水」ほど強力な保護ではありません。しかしそのような「強力な保護」は、毎日あるいはほとんどのアクティビティにおいてそれほど必要でないはずです。
新しい GORE-TEX INFINIUM™ プロダクトシリーズは「耐水」に分類されていますが、幅広く様々な環境や状況で保護と快適性を提供します。強風のコンディションで走っていて、最後の1マイルで急に小雨が降ってきた時、あるいはゴールテープでお祝いのシャンパンを浴びる時にもパーフェクトです。優れた防風性だけではなく耐水性も備えたGORE-TEX INFINIUM™ WINDSTOPPER® プロダクトテクノロジー採用のジャケットは、朝に湖の周りを友人とウォーキングしたり、通勤の帰宅時に自転車を走らせる時に理想的です。
撥水
これは前述の 2 つを補完するものと考えます。撥水性は、例えば、すべての GORE-TEX ジャケットの外表面に存在します。ジャケットの防水性を保証するメンブレンに加えて、耐久撥水(DWR)加工も施され、水はファブリクスに浸入することなく弾かれ粒になって滑り落ちます。
製品に撥水性を維持させるには、ケアが必要です。詳細は、お手入れ方法をご覧ください。
ということで...
これらが、防水性、耐水性、撥水性について、知っておいていただきたい情報でした。以下、簡単なまとめです。必要なギアについて店舗で販売員と話をされる時のために、覚えておいていただければと思います。
防水: 水を侵入させない機能が証明され、テストされ、保証されたもの。ベストインクラスの優れた保護性。
耐水: 耐水性は永遠に維持されるほどのものではないが、多くのアクティビティには十 分。
撥水: 水が粒になって弾き落とされる。外表面をドライに保つ。