そのため、サプライチェーンのそれぞれのコンポーネントと各ステップを検証し、カーボンフットプリントを削減する方法を模索しています。また、当社では、サプライチェーン全体と自社の製造施設において、従業員の健康増進にも深く配慮しています。
さらに、Bionic社とのコラボレーションや、Breaking Trails動画シリーズで紹介されている活動などを通して、当社は、アウトドアで人々やコミュニティとのつながりを深め、自然保護にも取り組んでいます。
米国ケンタッキー州グローバークリークに太陽光発電設備を設置する電力購買契約(PPA)によって、ゴア最大の製造拠点に電力を供給する電力網に、新たに55メガワットの再生可能電力が供給されました。この太陽光発電所の面積は130ヘクタールに及び、年間11万メガワットの再生可能電力を供給します。ゴアのカーボンフットプリントを約35,000トン削減するだけでなく、アメリカ東海岸にあるゴアの工場のエネルギー消費を100%カバーできることになります。
さらに、ゴア ファブリクスは2022年にサプライチェーン脱炭素化プロジェクトを共同で立ち上げました。このプロジェクトには、EU内の相互サプライヤーを持つ10のブランドが参加しており、最終目標として、温室効果ガス排出量の削減と業界全体のエネルギー利用の転換を掲げています。また、当社は、アウトドア産業協会(Outdoor Industry Association)のClimate Action Corpsのメンバーでもあります。
コスタリカのBionic社とのすばらしいコラボレーションの成果として、原料の50%に沿岸地域から回収したプラスチック廃棄物を採用してリサイクルされたBIONIC社の表生地を使用した、革新的なGORE-TEX ラミネートが誕生しました。海や水路の清掃活動を行う地元の取り組みを支援することで、当社は、ゴミを製品に変えていきます。
当社は、その先を見据えて行動する必要性を認識しており、可能な限り、私たち全員に関わりのある重要な生態系の浄化に積極的に関わっています。当社は、あらゆる人がアウトドアでより多くの時間を過ごせるようになってほしいと願っており、当社の製品はそれを可能にするように設計されています。